【久が原 内科】大人の喘息の主な症状と見分け方ガイド|久が原ファミリークリニック|小児科・内科 |大田区久が原・池上
【久が原 内科】大人の喘息の主な症状と見分け方ガイド
喘息は、子どもだけの病気と思っていませんか。実は、大人になってから発症するケースもあります。咳が長引く、季節の変わり目に呼吸が苦しくなるといった症状がある場合、もしかしたら喘息のサインかもしれません。こちらでは、大人の喘息の症状や見分け方などについて解説いたします。
久が原周辺で内科をお探しの方も、ぜひ参考にしていただければと思います。
大人の喘息の主な症状には、咳、喘鳴、呼吸困難、痰、疲労感などがあります。
夜間や早朝に咳がひどくなる場合、いくつかの病気が考えられますが、特に喘息の可能性が高いです。喘息は、アレルギー反応などによって気管支に慢性的な炎症が起こり、これに風邪などの感染、喫煙、気候変化や運動などの様々な誘発・悪化因子が加わることにより、発作性に気道が狭くなることで咳や呼吸困難などの症状が現れる病気です。この炎症は、夜間から早朝にかけて悪化しやすいため、咳もこの時間帯にひどくなる傾向があります。
喘鳴は、喘息の代表的な症状の一つです。呼吸をする際に、「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」といった音が聞こえることを指します。喘息の発作などで、気道の内側が腫れて狭くなると、空気が通りにくくなります。このとき、息を吐く際に狭くなった気道を通る空気が振動して、喘鳴という音が生まれるのです。息を吐くときに音が顕著に聞こえるのは、息を吐く際に気道が最も狭くなるためです。
喘鳴の音の大きさや頻度は、人や症状の程度によって異なります。自分では気づかない程度の小さな音の場合もあれば、周囲の人にもはっきり聞こえるほどの大きな音になることもあります。また、常に音が鳴っているわけではなく、運動後や夜間など、特定の状況で現れる場合もあります。
呼吸困難は、息が苦しいと感じたり、胸が締め付けられるような感覚を伴う状態です。喘息の発作によって気道が炎症し、狭くなると肺に十分な空気が行きわたらず、呼吸が苦しくなります。
また、アレルギー反応やウイルス感染、タバコの煙、大気汚染などの刺激物、運動、ストレス、天候の変化なども、呼吸困難を悪化させることがあります。
喘息の痰は透明か白っぽく、さらさらしていることが多くなります。風邪などの感染をきっかけに喘息の発作が出ているときは、黄色や緑色の痰が出ることもあります。これは、喘息が気道の炎症によって起こる病気であり、炎症によって出る分泌物がこのような性質を持っているためです。特に、朝方に多く出る傾向があります。寝ている間は身体がリラックスした状態になり、気道も狭まりやすいです。そのため、痰が気道に溜まりやすく、朝起きたときに痰が出やすくなるのです。また、喘息の症状が悪化すると痰が絡みやすくなり、呼吸が苦しくなることがあります。
痰が出ることは、必ずしも喘息の証拠ではありません。しかし、痰の色や性質、出る時間帯などに特徴がある場合は、喘息の可能性が考えられます。
喘息は、気道が慢性的に炎症を起こす病気です。この炎症により気道が狭くなり、呼吸が困難になります。十分な酸素を体内に取り込むことができず、体内の酸素濃度が低下します。この状態が続くと、全身の臓器に十分な酸素が供給されなくなり、疲労感や倦怠感が生じます。
また、喘息の症状である咳や呼吸困難は睡眠を妨げます。夜間に何度も咳き込むと十分な休息が取れず、日中の眠気や倦怠感を招きます。さらに、喘息の発作時は呼吸をするために多くのエネルギーを消費します。発作後は体力を消耗し、激しい疲労感に襲われることも少なくありません。
さらに、喘息に伴う不安感やストレスも疲労感に拍車をかけます。呼吸が苦しい状況が続くと、不安やストレスを感じやすいです。これらの感情は自律神経のバランスを崩し、疲労感を悪化させるおそれがあります。
まとめると、喘息による疲労感は、呼吸困難、睡眠不足、エネルギー消費、炎症、そして精神的な負担など、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。
喘息の症状は、日常生活にも大きな影響を与えかねません。一人で悩みを抱え込まず、早めに医師へご相談ください。
咳や呼吸困難といった症状は、喘息以外にも様々な原因で起こりえます。正しい治療を受けるためにも、喘息と似た症状を持つ病気を理解し、その見分け方を知ることが大切です。
まず、風邪と喘息はどちらも咳や痰を伴います。風邪の場合、発熱や鼻水、喉の痛みといった症状を伴うことが多いのに対し、喘息ではこれらの症状はあまり見られません。
気管支炎も咳や痰が主な症状ですが、喘息とは異なり、症状が慢性的に続く点が特徴です。喘息と同様、呼吸困難を伴うCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に関しては、息切れが進行性という点が異なります。
アレルギーが原因で起こるアレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主症状です。喘息のような呼吸困難はあまり見られません。
逆流性食道炎でも咳が長引くことがありますが、胸やけ、げっぷ、喉の違和感といった症状がメインであり、その点が喘息とは異なります。
これらの病気と喘息を自己判断するのは難しいため、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
ご自身でも気づかないうちに、喘息の症状が出ているケースも見られます。以下のチェックリストで、あなたの状態を確認してみましょう。
当てはまる項目が多い、日常生活に支障が出ているといった場合、喘息の可能性があります。特に、アレルギー体質の方やご家族に喘息の方がいる場合は、注意が必要です。喘息は早期発見・早期治療が大切です。適切な治療により、症状をコントロールし、快適な生活を送ることにつながります。
気になる症状でお困りの際は、久が原ファミリークリニックまでお問い合わせください。「身近なかかりつけ医」として、赤ちゃんからご年配の方まで、全ての世代の方の健康問題に関するお悩みに対応しております。明るく幸せで豊かな生活を送ることができるよう、しっかりとサポートさせていただきます。
さらに、大田区契約医療機関のため、大田区が実施している健康診断やがん検診、労働安全衛生法で定められた法定健診、その他自費での健康診断・検査もお任せください。
クリニック名 | 久が原ファミリークリニック |
---|---|
院長 | 森川 日出男 |
住所 | 〒146-0085 東京都大田区久が原5丁目14番14号 ライオンズプラザ久が原 1F |
電話番号 | 03-5747-2802 |
診療内容 | 小児科・内科 |
診療時間 | 月・火・水・金・土:9時00分~12時30分 月・火・水・金:15時00分~18時00分 |
受付時間 | 午前12:30/午後18:00まで |
休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
アクセス |
|
URL | https://family-clinic-kugahara.com/ |