【久が原 内科】健診で異常を指摘された後に行われる検査や受診の流れとは?|久が原ファミリークリニック|小児科・内科 |大田区久が原・池上
【久が原 内科】健診で異常を指摘された後に行われる検査や受診の流れとは?
健康診断は、現在の身体の状態を知るための重要な機会です。健康診断の結果は、A~Eの判定で示されます。Aは異常なし、Bは軽度異常、Eは現在治療中の項目です。一方、Cは「要再検査・生活改善」、Dは「要精密検査・要治療」であり、精密検査や治療が必要な状態を指します。
結果に異常値があると、不安になるのは当然のことです。しかし、まずは落ち着いて結果をよく確認しましょう。そして、必要に応じて再検査や精密検査を受け、健康管理に役立てることが重要です。こちらでは、健診で異常を指摘された後の検査についてご説明いたします。
久が原・池上エリアで内科の受診を検討している方も、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
健診で異常を指摘された場合、「再検査」または「精密検査」が必要です。再検査と精密検査はそれぞれ意味合いが異なります。再検査は、健診時と同じ検査を再度行い、異常値が一時的なものかを確認します。精密検査は、異常値の原因を特定するためのより詳細な検査です。
高血圧は自覚症状がないまま進行し、放置すると脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすおそれがあります。健康診断で血圧が高いと指摘された場合、精密検査が必要です。精密検査では、まず血圧測定を行います。1回の測定値だけで判断するのではなく、複数回の測定で持続的に血圧が高い場合、高血圧と診断されます。
必要に応じて、血液検査や尿検査、心電図検査などを追加で行います。
血液検査では、腎機能やコレステロール値などを調べます。高血圧は腎臓に負担をかけるため、腎機能の低下がないかを確認します。血圧が異常に高い場合や若年での高血圧の場合には、ホルモンの異常による高血圧の可能性もあるため検査を行うことがあります。コレステロール値が高いと動脈硬化のリスクが高まり、高血圧を悪化させる可能性があります。
尿検査では、尿蛋白や尿糖などを調べ、腎臓の異常や糖尿病の有無を確認します。
また、高血圧は心臓に負担をかけ、心肥大などの原因になりかねません。心電図検査で、心臓の機能に異常がないかを確認します。
血糖値は、血液中のブドウ糖の濃度を示す指標です。食後など、短期的に変動するため、空腹時の血糖値を測定します。
精密検査では、まず血糖値の再検査を行います。糖尿病の診断には、HbA1c検査も併せて行います。HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値を反映するもので、糖尿病の診断や血糖コントロールの評価に用いられます。
これらの検査で糖尿病が疑われる場合は、ブドウ糖負荷試験を行うこともあります。ブドウ糖負荷試験は、一定量のブドウ糖を摂取し、その後の血糖値の変化を調べる検査です。糖尿病の早期発見に役立ちます。
再検査で正確な結果を得るために、前日の夜9時以降は飲食を控える、服用している薬がある場合は医師に相談することが大切です。
血液中のコレステロールや中性脂肪といった脂質のバランスが崩れている状態です。脂質異常の原因は、遺伝的な要因や、高脂肪食、運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が考えられます。このバランスの乱れは、動脈硬化を引き起こしたり、心臓病や脳卒中などの重大な病気につながるリスクを高めたりします。
脂質異常の再検査では、主に以下の項目を調べます。
脂質異常は自覚症状がないことが多いため、健康診断で指摘された場合は再検査を受け、医師の指示に従うことが大切です。生活習慣の改善指導をはじめ、薬物療法を併用することもあります。
肝機能検査で異常値が出た場合、肝臓の健康状態をより詳しく把握するために、再検査や追加の検査が行われます。
まず、AST、ALT、γ-GTPといった肝機能の数値を再確認します。これらの酵素は肝細胞の損傷によって血液中に漏れ出すため、その数値から肝臓の炎症の程度を判断できます。
再検査で数値が依然として高い、または、初回検査で著しく高い場合は、ウイルス性肝炎などの感染症の有無を調べるためにウイルス検査を行います。A型、B型、C型などのタイプに応じて、それぞれ検査方法が異なります。
さらに、肝臓の状態を画像で確認するために、腹部超音波検査が行われることもあります。超音波検査では、肝臓の大きさや形状、脂肪肝の有無、腫瘍の有無などを調べることができ、肝疾患の診断に役立ちます。
腎臓の機能低下を調べる検査には、血液検査と尿検査、画像検査があります。血液検査では、クレアチニンという老廃物の値を測定します。クレアチニン値が高い場合は、腎機能が低下している可能性があります。また、クレアチニン値から推算されるeGFRという値も腎機能の指標として用いられます。eGFRは年齢や性別も考慮に入れて計算されるため、より正確な腎機能の評価が可能です。eGFRの値が低いほど腎機能の低下が示唆されます。
尿検査では、尿蛋白や尿潜血などを調べます。腎臓は血液をろ過して老廃物を尿として排出する臓器ですが、腎機能が低下すると、本来は血液中に留まるべき蛋白質が尿中に漏れ出てきます。尿蛋白と尿潜血が共に陽性の場合、腎臓の異常が疑われます。
これらの検査に加え、超音波検査で腎臓の大きさや形状、腫瘍や結石の有無などを確認し、総合的に腎臓の状態を評価します。
便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つ検査です。便に含まれるごくわずかな血液から、大腸の病変の有無を調べます。便潜血検査で陽性反応が出た場合は、精密検査が必要です。
精密検査は、大腸内視鏡検査が一般的です。肛門から内視鏡を挿入し、大腸内部を観察します。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。
大腸がんは早期発見・早期治療で治癒が期待できる病気です。便潜血検査で陽性だった場合は放置せずに、医療機関を受診して適切な検査を受けましょう。
健康診断で異常値が見つかった場合、精密検査や治療方針、予防策などを決定するために内科を受診します。
健診結果や問診・診察の結果を説明し、今後の対応について話し合いを行います。精密検査が必要な場合は検査内容や今後のスケジュールについて、治療が必要な場合は治療方針や生活習慣の改善点について説明があります。
必要に応じて、専門医を紹介します。専門医を受診する際は、紹介状を持参しましょう。紹介状には、健診結果や問診・診察の内容、これまでの治療経過などが記載されています。
健康診断は、自身の健康状態を客観的に把握するための重要な機会です。異常値が出た場合は、放置せずに適切な対応をすることが大切です。
久が原・池上エリアで内科をお探しの際は、久が原ファミリークリニックをご利用ください。身近なかかりつけ医として、幅広い診療に対応しております。赤ちゃんからご年配の方まで、誰もが明るく幸せで豊かな生活を送ることができるよう、しっかりとサポートさせていただきます。
さらに、久が原ファミリークリニックは大田区契約医療機関です。大田区の健康診断やがん検診、労働安全衛生法で定められた法定健診、その他自費での健康診断や検査などもお任せください。
クリニック名 | 久が原ファミリークリニック |
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院長 | 森川 日出男 |
住所 | 〒146-0085 東京都大田区久が原5丁目14番14号 ライオンズプラザ久が原 1F |
電話番号 | 03-5747-2802 |
診療内容 | 小児科・内科 |
診療時間 | 月・火・水・金・土:9時00分~12時30分 月・火・水・金:15時00分~18時00分 |
受付時間 | 午前12:30/午後18:00まで |
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