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フルミスト(鼻から入れるインフルエンザワクチン)は何歳から?対象年齢・効果・副反応まとめ|大田区久が原の内科・小児科|久が原ファミリークリニック|池上駅徒歩12分・土曜日も診察対応

フルミスト(鼻から入れるインフルエンザワクチン)は何歳から?対象年齢・効果・副反応まとめ

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「注射を嫌がる子どもに、鼻から入れるフルミストを受けさせたい」「2歳になったばかりでも大丈夫?」「18歳でも接種できる?」と迷うことはありませんか。

日本で承認されているフルミスト点鼻液の対象は、2歳以上19歳未満、つまり2歳〜18歳です。ただし、年齢が当てはまっていても、喘息やアレルギー、治療に使っている薬などによっては接種できない場合があります。

この記事では、フルミストを受けられる年齢と確認したい条件を中心に、接種方法、効果、副反応を解説します。久が原ファミリークリニックの接種基準や、2026年度の料金・大田区の助成についてもご案内します。

この記事の執筆・監修
久が原ファミリークリニック 院長 森川 日出男
総合内科専門医・指導医/家庭医療専門医・指導医
この記事のポイント
●
国内の対象年齢は2歳以上19歳未満。18歳の方も年齢条件に含まれます。
●
接種方法は左右の鼻に噴霧する1回接種です。
●
年齢だけでなく、喘息・アレルギー・持病・使用中の薬の確認が必要です。
●
「接種できる年齢」と「自治体の費用助成の対象」は別の条件です。
目次

フルミストは何歳から何歳まで?日本では2歳〜18歳

フルミストは、病原性を弱めたインフルエンザウイルスを使う「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン」です。日本の電子添文では、接種対象を2歳以上19歳未満としています。

フルミストの対象年齢は2歳以上19歳未満で、鼻から接種し1回で完了すると示した図
2歳未満
フルミストの接種対象ではありません。
2歳〜18歳
国内の対象年齢です。体調や持病などを確認したうえで接種します。
19歳以上
国内で承認されている接種対象年齢には含まれません。

年齢の区切りは、予約を取ったときではなく、実際に接種するときに確認します。18歳の方は年齢条件に含まれますが、19歳になった方は対象外です。「高校生なら受けられる」と学年だけで判断せず、生年月日を確認しましょう。

なぜ2歳未満はフルミストを受けられないの?

2歳未満には適応がなく、海外の臨床試験では接種後の入院や喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーする呼吸)のリスク増加が報告されています。年齢に届かないお子さんに量を減らして接種する、といった使い方はできません。

生後6か月以上2歳未満のお子さんのインフルエンザ予防接種については、注射型ワクチンを選択肢として医師にご相談ください。当院の注射型ワクチンは生後6か月以上を対象としています。

参考:[1] / [3]

対象年齢でも接種できないのはどんな人?

「2歳以上なら誰でも受けられる」というわけではありません。フルミストは生ワクチンのため、体調や免疫の状態、薬の影響を確認する必要があります。

接種を受けることが適当でないとされる主なケース

●
明らかな発熱がある、または重い急性の病気にかかっている場合
●
フルミストの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある場合
●
免疫機能に明らかな異常がある病気、または免疫を抑える治療を受けている場合
●
妊娠している場合や、医師が接種に適さない状態と判断した場合

アレルギー・持病・使っている薬は必ず伝えましょう

卵や鶏由来の成分、ゼラチンなどへのアレルギー、けいれんの経験、心臓・腎臓・肝臓などの病気がある方は、事前に医師へ伝えてください。「アレルギーがある」という情報だけで自己判断せず、何に対して、どのような症状が出たのかを確認します。

飲み薬・注射のステロイド剤や免疫抑制剤には、フルミストと併用できないものがあります。また、抗インフルエンザ薬やアスピリンなどにも注意が必要です。現在の薬だけでなく、最近使った薬もお薬手帳などでお知らせください。

接種のために、治療薬を自分で中止しないでください
吸入薬や塗り薬を含め、薬の種類・使い方・治療状況によって確認する点は異なります。薬を止めたり量を変えたりせず、かかりつけ医や接種医と相談しましょう。妊娠の可能性がある方や授乳中の方も、予約前にご相談ください。
参考:[1] / [2]

喘息や「ゼーゼー」の経験があるお子さんは?

フルミストの電子添文では、重度の喘息がある方や喘鳴の症状がある方を、接種の判断に特に注意が必要な方としています。単に「今は元気だから大丈夫」と決めず、これまでの症状も確認します。

久が原ファミリークリニックでは、喘息・喘鳴について次の基準を公開しています。以下は当院の接種方針であり、全国一律の年齢基準ではありません。

2〜4歳
喘息、または喘鳴の既往があるお子さんには、当院ではフルミストを接種していません。注射型をご案内しています。
5〜18歳
接種日に喘鳴がなく、直近1か月以内に喘息発作や喘鳴がないことを確認します。重度の喘息や他の接種不適当な状態がないかも含め、医師が判断します。
予約の際は、最後にゼーゼーしたのはいつか、どの薬を使っているかを伝えると、接種方法を相談しやすくなります。風邪のときだけゼーゼーするお子さんもお知らせください。

当日の診察結果によっては、フルミストではなく注射型への変更や接種の延期をご案内する場合があります。フルミストの予約が取れたことだけで、接種できると確定するわけではありません。

参考:[1] / [4]

フルミストは子どもも1回?接種方法と当日の流れ

日本のフルミスト点鼻液は、対象年齢の方に合計0.2mLを1回、左右の鼻に0.1mLずつ噴霧します。小さなお子さんや初めての接種でも、国内で承認されている用法は1回です。

注射針は使いません。鼻に噴霧するときに、強く吸い込む必要もありません。「左右の鼻に1回ずつ」という投与方法で、接種回数としては1回になります。

フルミストは鼻に噴霧して接種し、注射ではなく、1回で接種が完了すると示した図
接種前
問診・検温・診察で体調を確認します。母子健康手帳やお薬手帳などをご用意ください。
接種
医療スタッフの指示に従い、左右の鼻へ噴霧します。
接種後
少なくとも30分間は、医療機関内で過ごすか、すぐに医師と連絡が取れる状態にしてください。

当日は激しい運動を避け、体調の変化を確認してください。接種前から発熱や強い体調不良がある場合は、予定どおり受けようとせず、まず医療機関にご相談ください。

参考:[1] / [2] / [3]
診療案内
お子さんの予防接種について
インフルエンザ以外の予防接種も含め、お子さんのワクチン接種についてご案内しています。

フルミストの効果は?注射型とどう選ぶ?

フルミストは、鼻の粘膜などで免疫反応を起こし、インフルエンザの予防に役立つワクチンです。国内の臨床試験でも発症を減らす効果が示されていますが、接種した方全員の感染や発症を防げるわけではありません。

選ぶ際は、接種方法の好みだけでなく、対象年齢、持病、使用中の薬、接種後に注意すべきことまで含めて考えます。注射が苦手で、フルミストの接種条件を満たすお子さんにとっては、選択肢の一つになります。

「鼻に入れるから必ず注射よりよく効く」とは限りません。効果が続く長さや優劣を一律に決めつけず、お子さんが受けられる方法を医師と選びましょう。
参考:[1]
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ワクチンの種類や選び方、当院のフルミスト接種条件について詳しくご案内しています。

フルミストの副反応と接種後の注意点

フルミストでみられることがある鼻水・鼻づまり、発熱、のどの痛みや、接種前に相談したい喘息・アレルギー・体調不良を示した図

鼻水・鼻づまりなどの症状が出ることがあります

フルミスト接種後には、鼻水・鼻づまり、せき、のどの痛み、頭痛などの副反応が報告されています。発熱やだるさ、食欲低下などが出ることもあります。注射針を使わないことと、副反応がないことは別です。

接種後に症状が出たときは、いつから、どのような症状があるかを記録し、症状が強い、長引く、高熱があるなどの場合には医療機関へ相談してください。

息苦しさや意識の異常がある場合は、すぐに対応を
頻度は不明ですが、ショックやアナフィラキシーが報告されています。じんましんに加えて息苦しさがある、顔やのどが腫れる、意識がおかしいなどの症状がある場合は、速やかに医療機関へ連絡してください。呼吸が苦しい、反応が悪いなど緊急性が高い場合は119番で救急車を呼んでください。

接種後の受診では、フルミストを受けた日を伝えましょう

接種後の一定期間は、ワクチン由来のウイルスがインフルエンザの迅速検査で陽性反応を示す場合があります。発熱などで受診する際は、フルミストを接種したことと、その日付を医師に伝えてください。症状をすべて副反応と決めつけず、実際の感染症の可能性も含めて診察を受けましょう。

重い免疫不全のある方と接する場合は事前に相談を

フルミストは生ワクチンのため、接種後1〜2週間は重度の免疫不全のある方との密接な接触をできる限り避けるよう案内されています。同居するご家族などに該当する方がいる場合は、予約前に医師へ伝えて接種方法を相談してください。

接種後も、手洗いや換気など、普段の感染対策を続けましょう。

参考:[1] / [2]

当院のフルミスト接種・料金と大田区の助成

久が原ファミリークリニックでは、2026年度もフルミストの接種を行っています。接種の案内は次のとおりです。

対象年齢
2歳以上19歳未満(2歳〜18歳)
接種回数
1回
接種費用
8,000円/回(助成適用前)
接種期間
2026年9月28日〜2027年1月31日予定。ワクチンがなくなり次第、早めに終了する場合があります。
予約方法
完全予約制。原則インターネット予約です。インターネットが利用できない方は電話・来院でもご相談いただけます。

2026年度の大田区の助成は、フルミスト1回につき4,000円

大田区では、接種日現在の大田区民で、18歳(高校3年生相当)以下の方を対象に、小児インフルエンザ予防接種の費用を助成しています。フルミストは2歳からで、助成は1回・4,000円です。

対象条件を満たして当院で助成が適用される場合、8,000円から4,000円が差し引かれ、窓口負担は4,000円になります。大田区内の協力医療機関で、所定の手続きをして接種することが条件です。

18歳でも、接種対象と助成対象は同じではありません
「フルミストを受けられる年齢」と「助成を受けられる年齢」は別です。大田区の案内では、今年度19歳になる方は、接種日時点で18歳でも助成対象外とされています。年齢だけでなく、年度上の対象区分も確認しましょう。

助成を利用する際は、母子健康手帳と、氏名・生年月日・住所を確認できるものなどをご用意ください。必要な書類や最新の条件は、接種前に大田区の案内をご確認ください。

大田区:こどものインフルエンザ予防接種費用助成の案内
参考:[3] / [5]
当院の接種案内
2026年度 インフルエンザワクチン接種について
フルミストの対象、料金、予約方法、当日の持ち物など、最新の接種案内をご確認ください。
フルミストの接種をご希望の方へ
年齢・接種条件・料金をご確認のうえ、WEBからご予約ください。喘息や服薬などで迷われる方は、事前にご相談ください。

フルミストについてよくある質問

もうすぐ2歳になります。誕生日前でも受けられますか?
2歳未満はフルミストの接種対象ではありません。接種時に対象年齢に達している必要があります。生後6か月以上のお子さんの予防接種については、注射型も含めてご相談ください。
初めてフルミストを受ける子どもも、1回でよいのですか?
はい。日本のフルミスト点鼻液は、対象となる2歳以上19歳未満の方に、合計0.2mLを1回噴霧する用法です。左右の鼻に0.1mLずつ投与して、1回の接種となります。
18歳の大学生でもフルミストを受けられますか?
接種時に18歳であれば、国内の年齢条件には含まれます。ただし、体調・持病・薬などの確認は必要です。また、大田区の費用助成は高校3年生相当以下が対象のため、接種できても助成対象外となる場合があります。
ほかのワクチンと同じ日に接種できますか?
医師が必要と認めた場合には、ほかのワクチンと同時に接種できます。予定しているワクチンや過去の接種日を確認するため、母子健康手帳などを持参してご相談ください。
参考:[1] / [2] / [3] / [5]

まとめ|年齢・体調・持病・薬を確認して選びましょう

フルミストは、日本では2歳以上19歳未満の方に使う、鼻から噴霧するインフルエンザワクチンです。注射が苦手なお子さんにも選択肢となりますが、年齢条件だけで接種を決めることはできません。

接種前に確認したいポイント
●
2歳〜18歳が国内の対象年齢です。
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喘息・ゼーゼーの経験、アレルギー、持病、使っている薬を医師へ伝えましょう。
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接種後の副反応と、体調が変わったときの対応を確認しましょう。
●
費用助成は、接種可能な年齢とは別に対象条件を確認しましょう。

久が原ファミリークリニックでは、お子さんの体調やこれまでの病歴を確認したうえで、ワクチンの種類を相談します。「フルミストを受けられるか知りたい」「注射と迷っている」という方も、ご相談ください。

参考・関連情報
医学的な説明は電子添文・患者向医薬品ガイド、医院固有の条件は当院の公開案内、助成制度は大田区の案内に基づいています。情報確認日:2026年10月6日。接種条件・料金・助成は変更される場合があります。

久が原ファミリークリニック院長・森川日出男医師の写真と、総合内科専門医・指導医、家庭医療専門医・指導医の資格を掲載した紹介画像
この記事の執筆・監修者
森川 日出男
久が原ファミリークリニック 院長
経歴
日本医科大学卒業。国立病院機構 東京医療センターにて初期研修、総合内科後期研修、小児科後期研修を修了し、同センター総合内科医員を務める。その後、内科・小児科・訪問診療などの診療経験を経て、久が原ファミリークリニックを開院。
資格・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
臨床研修指導医(厚生労働省)
日本小児科学会
日本内科学会
日本プライマリ・ケア連合学会
日本感染症学会