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2026年、新型コロナワクチン接種について|大田区久が原の内科・小児科|久が原ファミリークリニック|池上駅徒歩12分・土曜日も診察対応

2026年、新型コロナワクチン接種について

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※本ブログは2026年9月時点で執筆した内容です。
※本記事は、久が原ファミリークリニック 院長・日本内科学会 総合内科専門医/日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医の森川日出男が監修しています。

 

2026年秋、新型コロナウイルスワクチンの定期接種がスタートします。高齢の方にとっては、今なおインフルエンザ以上に注意が必要な感染症です。

新型コロナウイルスワクチンの定期接種が今年も10月から始まります。このブログでは、

  • ・ワクチンを打つべきかどうか
  • ・高齢者にとっての新型コロナのリスク
  • ・今シーズンのワクチンの種類と特徴
  • ・どのワクチンを選ぶべきか
  • ・当院で採用しているワクチン

などについて、現時点で分かっている情報をまとめてご説明します。スケジュールや対象者、費用などについては、こちらをご参照ください。
インフルエンザワクチンについては別記事「2026年、8月にインフルエンザが異例の流行!」もあわせてご覧ください。

1.ワクチンを打つべきかどうか

 

2026年9月1日、日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会は合同で、新型コロナウイルス感染症の高齢者における重症化・死亡リスクは依然として高く、免疫を逃れる新型コロナウイルスの変異も続いているため、今冬および来夏の流行に備えて2026年10月から始まる、流行株に合わせた最新の新型コロナワクチンの定期接種を「強く推奨する」との見解を発表しました。

定期接種の対象者

  • 65歳以上の方
  • 60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害がある方、またはHIVにより免疫の機能に障害がある方

また、一度新型コロナに感染したことがある方も、再感染のリスクがあるため接種が勧められています。対象年齢に満たない方でも、任意接種として受けることは可能です。

2.高齢者はインフルエンザより死亡率が高い

 

新型コロナは「もう普通の風邪と同じ」というイメージを持たれる方も増えていますが、高齢者にとっては依然としてインフルエンザより警戒すべき感染症です。

65歳以上の死亡者数・入院者数(2025年~2026年)

  • ✓ 2025年の新型コロナ関連死亡者数:21,003人(インフルエンザ死亡者数6,333人の約3.3倍)
  • ✓ 2026年1~8月の60歳以上の入院者数:合計10,230人(60代1,158人、70代3,217人、80歳以上5,855人)
  • ✓ インフルエンザを基準とした入院リスク(調整リスク比):60代2.05倍、70代1.87倍、80歳以上1.41倍

こうしたデータから、特に高齢の方や基礎疾患のある方にとって、ワクチン接種は重症化を防ぐ上で重要な選択肢といえます。

3.ワクチンの種類と特徴

 

2026年シーズンは、主に5種類のワクチンが供給される見込みです。

mRNAワクチン

  • コミナティ筋注(ファイザー、XFG対応)
  • エムネクスパイク筋注(モデルナ、XFG対応)
  • ダイチロナ筋注(第一三共、NB.1.8.1対応)

ウイルスの一部(スパイクタンパク質)の設計図となるmRNAを投与し、体内で一時的にタンパク質を作らせて免疫をつける方式です。これまで国内外で最も多く接種されてきた実績のあるタイプです。

組換えタンパク質ワクチン

  • ヌバキソビッド筋注(武田薬品工業、XFG対応)

あらかじめ作られたタンパク質そのものを投与する方式で、B型肝炎ワクチンなど以前から様々なワクチンで使われてきた技術を応用しています。

レプリコンワクチン(自己増幅型mRNA)

  • コスタイベ筋注用(Meiji Seikaファルマ、NB.1.8.1対応)

投与されたmRNAが細胞内で一定期間、自己複製(自己増幅)を繰り返すのが特徴の次世代型ワクチンです。この仕組みにより、少ない投与量でも持続的に免疫を刺激できるとされ、中和抗体が比較的長期間(報告では約1年程度)維持されるという報告があります。

4.どれを選ぶべきか

 

結論

  • ✓ いずれのワクチンも有効性・安全性が確認されており、厳格な審査を経て承認されています
  • ✓ 基本的にはどれを選んでも問題ないというのが学会の見解です

参考として、直近シーズンのデータでは、65歳以上の発症予防効果は44.3%、60歳以上の入院予防効果は61.8%と報告されています。

選択の目安としては、「これまでの接種実績や使い慣れを重視したい方はmRNAワクチン(コミナティなど)」「効果の持続期間をより重視したい方はレプリコンワクチン(コスタイベ)」といった考え方もありますが、最終的には基礎疾患やアレルギー歴、過去の副反応の有無などを踏まえ、かかりつけ医とよく相談した上で選ぶことが大切です。また、インフルエンザワクチンとの同時接種も可能とされていますので、早めの接種をご検討ください。

5.当院で採用しているワクチン

 

久が原ファミリークリニックでは、2026年シーズン、以下の2種類のワクチンを採用しています。

  • ファイザー社「コミナティ筋注」(mRNAワクチン、XFG対応)— 国内外で豊富な接種実績のあるワクチンです。
  • Meiji Seikaファルマ社「コスタイベ筋注用」(レプリコンワクチン、NB.1.8.1対応)— 効果の持続が期待される国産の次世代型ワクチンです。

いずれも国の審査を経て承認された、有効性・安全性が確認されているワクチンです。どちらが適しているか迷われる場合は、診察時にお気軽にご相談ください。

※ご予約方法・接種費用等の詳細はこちらをご参照下さい。

参考情報

2026年度の新型コロナワクチン定期接種に関する見解|日本感染症学会・日本呼吸器学会・日本ワクチン学会
新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの年齢別年間死亡者数について|奈良県立医科大学
新型コロナワクチンの有効性・安全性について|国立保健医療科学院(H-CRISIS)
新型コロナワクチンの有効性研究(VERSUS study)第12回調査結果|長崎大学熱帯医学研究所
新型コロナウイルス感染症リスクの“今”|コロナ情報館(武田薬品工業)

 

 

<この記事の監修者>

久が原ファミリークリニック院長森川 日出男

森川 日出男(もりかわ ひでお)
久が原ファミリークリニック 院長

経歴
日本医科大学卒業。国立病院機構 東京医療センターにて初期研修、総合内科後期研修、小児科後期研修を修了し、同センター総合内科医員を務める。その間、松原アーバンクリニックの非常勤医師として訪問診療に従事。その後、自由が丘メディカルプラザにて内科・小児科・訪問診療に従事し、久が原ファミリークリニックを開業。

資格・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
臨床研修指導医(厚生労働省)
日本小児科学会/日本内科学会/日本プライマリ・ケア連合学会/日本感染症学会

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