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睡眠時無呼吸症候群の検査の流れ|自宅でできる簡易検査の方法・費用・結果が出るまでの期間|大田区久が原の内科・小児科|久が原ファミリークリニック|池上駅徒歩12分・土曜日も診察対応

睡眠時無呼吸症候群の検査の流れ|自宅でできる簡易検査の方法・費用・結果が出るまでの期間

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「いびきを指摘されたけれど、検査には入院が必要?」「家でどうやって調べるの?」「結果はいつわかる?」と、受診前に気になっている方もいるのではないでしょうか。

睡眠時無呼吸の検査には、睡眠中の呼吸を記録する簡易検査と、脳波なども測るPSG(睡眠ポリグラフ検査)があります。自宅で検査できる場合がありますが、すべての方が簡易検査だけで診断まで終わるわけではありません。[2][3]

久が原ファミリークリニックでは、自宅での簡易検査に加え、必要な場合は脳波を含む在宅PSGをご案内しています。この記事では、主に大人の閉塞性睡眠時無呼吸を想定して、検査方法、費用、結果説明までの流れをまとめます。

この記事の執筆・監修
久が原ファミリークリニック 院長 森川 日出男
総合内科専門医・指導医/家庭医療専門医・指導医
この記事のポイント
簡易検査とPSGでは、測る項目とわかる内容が異なります。[2][4]
当院の検査費用は、3割負担で簡易検査約3,000円、在宅PSG約12,000円が目安です(初・再診料別)。
睡眠を記録する時間と、機器返却・解析・結果説明までの期間は分けて考えます。
数値が低くても症状が続く場合や記録が不十分な場合は、追加の検査を検討します。[3]
目次

睡眠時無呼吸の検査はどんなときに受ける?

睡眠中の呼吸の異常は、自分では気づきにくいものです。大きないびき、呼吸が止まるという家族からの指摘、起床時の頭痛、日中の眠気などがあるときは、検査について相談するきっかけになります。眠気や疲れを、年齢や忙しさだけのせいと決めつけないことが大切です。[1]

受診時には、いつ頃から症状があるか、普段の就寝・起床時刻、夜中に目が覚める回数、服用している薬などを整理しておきましょう。睡眠日誌や家族が気づいた様子のメモは、診察で状況を伝える助けになります。[5]

眠気が強いときは、結果が出るまで待たずに相談を
運転中や仕事中に眠り込んでしまいそうな場合は、自動車の運転や危険を伴う作業を控え、早めに受診してください。検査を予約した後でも、症状が強いことを医師に伝えましょう。[1][7]

自宅でできる簡易検査とPSGの違い

検査を選ぶときは、「家か病院か」という場所だけでなく、何を測定する検査なのかを確認します。自宅で行う簡易検査と、脳波も記録する在宅PSGは別の検査です。測定できる項目に違いがあるため、必要な情報に応じて使い分けます。[2][4]

呼吸や酸素の状態を調べる簡易検査と、脳波なども測定して睡眠の状態を詳しく調べるPSGの違いを比較した図

※図は検査の特徴を説明するイメージです。測定項目や使用する機器、検査場所は、診察と検査の案内でご確認ください。

主に記録する内容
簡易検査
鼻や口の空気の流れ、血液中の酸素飽和度、呼吸の動きなど。機器によって測定項目は異なります。
PSG(精密検査)
呼吸状態に加え、脳波、眼球の動き、筋肉の活動などを記録し、眠りの状態も調べます。
結果から確認すること
簡易検査
呼吸が止まる・浅くなる回数や、酸素の低下などを確認します。一般に、脳波による睡眠段階の評価は行いません。
PSG(精密検査)
実際の睡眠時間や睡眠段階、覚醒反応と呼吸の異常の関係などを評価します。
一般的な検査の比較です。装置によって測定項目が異なり、全機種が同じセンサー構成とは限りません。[2][4][7]

PSGでも、自宅で受けられる場合があります

当院では、簡易検査の結果などから詳しい評価が必要と判断した場合に、在宅PSGをご案内しています。入院が難しいという理由だけで受診をあきらめず、自宅で受けられる検査についてご相談ください。

一方、心臓・肺の病気が重い場合、呼吸を動かす筋肉の病気がある場合、重い不眠や別の睡眠障害が疑われる場合などは、検査方法を慎重に選ぶ必要があります。「自宅でできる検査なら誰でも同じ方法でよい」というわけではありません。検査場所も含めて医師が判断します。[3]

自宅で行う睡眠時無呼吸の検査の流れ

一般的には、診察で検査の必要性を確認し、機器の説明を受けてから、自宅で睡眠中の状態を記録します。以下は検査の基本的な流れで、機器の受け取り方、装着方法、返却方法は医療機関や装置によって異なります。[6]

01 診察で症状と検査方法を確認
いびきや無呼吸の指摘、日中の眠気、治療中の病気、飲酒・服薬の状況などを伝えます。医師が検査の必要性と、自宅で実施できるかを判断します。[5][7]
02 機器を受け取り、使い方の説明を受ける
装着する場所、記録の開始・終了の操作、外れた場合の対応、返却方法を確認します。わからないことは検査当日まで残さず、説明を受ける際に質問しましょう。[6]
03 就寝前に装着し、睡眠中の状態を記録
指先の酸素測定センサーや鼻の気流センサーなどを、説明に沿って取り付けます。一般的には一晩の睡眠を記録しますが、必要な記録時間・日数は指定に従ってください。[2][4][6]
04 起床後に機器を外し、指定の方法で返却
機器を停止して取り外し、案内された方法で返却します。就寝・起床時刻や、途中で外れたこと、眠りにくかったことなども伝えると、記録を評価する際の参考になります。[5][6]
05 結果説明を受け、追加検査や治療を相談
記録を解析した後、医師が結果を説明します。簡易検査で判断がつかない場合にはPSGなどへ進み、診断に必要な情報を確認します。[3][7]
当院の機器の受け取り・返却方法、装着のサポート内容、検査できる日程は、受診時にご確認ください。

検査当日の注意点と、うまく眠れないときの対応

検査のために生活を極端に変えるのではなく、使用する装置の説明と医療機関からの指示を優先します。装着できるか不安な点や、普段から眠りにくいことがある場合は、前もって伝えておきましょう。

睡眠検査当日の服薬・飲酒・カフェインの確認、センサーを付ける皮膚や爪の準備、眠れない場合やセンサーが外れた場合の相談を示した図

※服薬やネイルへの対応は、使用する装置の説明と医療機関の指示に従ってください。自己判断で薬を中止・増量しないようにしましょう。

薬・飲酒・カフェインについて確認する

睡眠薬などを使用している方は、検査当日の服用を事前に医師へ確認してください。検査のために自己判断で薬をやめたり、眠るために増やしたりしないでください。当日の飲酒やカフェインも睡眠に影響するため、検査前の注意事項に従いましょう。[6]

センサーを付ける皮膚や爪の状態を確認する

クリームや整髪料などが電極の装着に影響することがあります。また、指先で酸素を測る場合は、マニキュアや付け爪について確認が必要です。テープでかぶれやすい方も、事前に相談してください。[6]

睡眠検査は、通常は体の表面にセンサーを取り付けて記録する検査です。装着のわずらわしさや皮膚の刺激が出ることはありますが、検査そのものに針を刺す操作は通常ありません。[7]

眠れなかった・センサーが外れたときは?

普段より眠れなかったからといって、その時点で自分で「失敗」と判断する必要はありません。どのくらい眠れたか、センサーがいつ外れたかなどを伝え、評価できる記録が得られたか確認してもらいましょう。記録不足や判定困難の場合は、再検査やPSGが必要になることがあります。[3][6]

睡眠時無呼吸の検査費用はいくら?

久が原ファミリークリニックの診療案内では、検査費用を次のように掲載しています。いずれも3割負担・初診料/再診料別の目安であり、窓口で支払う総額ではありません。

簡易検査

約3,000円

自宅で睡眠中の呼吸状態を調べる検査。
精密検査
(在宅PSG)

約12,000円

脳波を含め、より詳しく調べる検査。
当院公式サイトの掲載額を2026年10月8日に確認。負担割合や併せて行う診療、制度の改定などにより、実際の支払額は異なります。

すべての方が必ず両方の検査を受けるわけではありません。簡易検査の後に在宅PSGも実施する場合は、次の検査に進む前に、追加の検査料と診察料を確認しておくと安心です。

検査の費用と、治療を続ける費用は別です
検査は呼吸や睡眠の状態を調べるためのものです。CPAPなどの治療を始める場合は、その後の治療・通院に関する費用が別にかかります。初回の受診では、まず予定する検査と自己負担額をご確認ください。

検査結果が出るまでの期間はどのくらい?

「一晩の検査」と聞くと、翌朝すぐに診断が出ると感じるかもしれません。しかし、眠っている間に記録する時間と、結果を聞けるまでの期間は別です。検査機器の返却、データの確認・解析、医師による説明という段階があります。[2][6][7]

自宅での検査機器の装着・就寝、一晩の記録、機器の返却・解析、医師による結果説明と今後の方針相談を4段階で示した図

※機器の返却方法・日程は医院からの案内に従ってください。画像内の「翌日」は当院の返却日程を確約するものではありません。結果説明日は別途ご確認ください。

睡眠の記録
一般的には一晩の睡眠中に行います。指定される記録日数は検査方法により異なります。[2][7]
返却・解析
機器の返却やデータの確認を行います。装着不良などがあれば、追加の記録が必要になる場合があります。[2][6]
結果の説明
解析結果を踏まえて医師が説明します。追加検査の要否や、その後の対応も相談します。[3][7]

当院で検査を受ける際は、「いつ検査できるか」「いつまでに機器を返すか」「いつ結果説明を受けられるか」をそれぞれご確認ください。検査内容や追加の確認の有無などで予定が変わることもあるため、受診時に日程を確認しておきましょう。

検査から結果説明までの日数は、当院へお問い合わせください。受診や検査の予定に制約がある方は、相談時にお伝えください。

検査結果でわかること|AHI・REIの見方

検査結果は「無呼吸があった・なかった」の二択だけではありません。呼吸が乱れる頻度、酸素の低下、記録の状態などを組み合わせて読み取ります。PSGでは、実際に眠っていた時間や眠りの深さなども確認します。[4][7]

AHIとREIは、計算のもとになる時間が違います

AHI(無呼吸低呼吸指数)は、睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を表します。一方、脳波を測定しない簡易検査では、記録時間をもとに計算するREIなどが使われます。日本では簡易検査の指標もAHIと表記されることがあるため、検査方法と一緒に説明を受けましょう。[2]

成人のAHIでは、5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症とする分類が用いられます。ただし、この区分だけで検査の必要性や治療方法が決まるわけではなく、症状や他の所見と合わせて判断します。[1][2]

数値が低くても、症状が残るなら相談を
簡易検査の結果だけで「睡眠時無呼吸ではない」と言い切れない場合があります。実際の睡眠時間を測らない検査では、呼吸の異常が少なく見積もられることがあります。症状と結果が合わないときや、記録が不十分なときは、PSGなどで確認します。[2][3]

結果説明では、無呼吸・低呼吸の程度に加え、酸素の下がり方や記録できていない時間がなかったか、追加検査が必要かを確認しましょう。難しい記号があっても、数字だけを見て自分で治療の要否を決めないことが大切です。

検査の後はどうする?結果説明から治療へ

検査結果を踏まえて、CPAP、医療用のマウスピース、生活習慣の見直しなどを検討します。治療が必要かどうかだけでなく、どの方法が合いそうか、どのように効果を確認するかを医師と相談します。[1][7]

当院ではCPAP療法をご案内しています。マウスピースは歯科で口に合わせて製作する治療です。検査は装置を選ぶためだけではなく、適切な診断とその後の対応につなげるために行います。

いびき・睡眠中の呼吸が気になる方へ
自宅での検査や費用についてもご相談ください。症状と生活状況を伺い、必要な検査をご案内します。

睡眠時無呼吸の検査についてよくある質問

検査は入院しないと受けられませんか?
当院では自宅での簡易検査と、必要に応じた在宅PSGをご案内しています。ただし、すべての方に同じ方法が適するわけではありません。病気や睡眠の状態に合わせて、検査方法と場所を相談します。[3][7]
検査中にあまり眠れなかったら、やり直しですか?
必ずしも、すべてやり直しになるとは限りません。実際の記録を確認して判断します。眠れた時間の感覚やセンサーが外れたことを伝え、評価可能か、再検査やPSGが必要かを確認してください。[3][6]
いびきアプリやスマートウォッチだけで診断できますか?
家庭で得た記録は相談のきっかけにはなりますが、一般的なアプリの判定や記録だけで、病気の有無や重症度を自己診断しないでください。診断は問診や適切な睡眠検査を組み合わせて行います。[3][5]
昼間に眠くなければ検査は不要ですか?
眠気の感じ方だけでは判断できません。呼吸が止まるという指摘、起床時の頭痛、熟睡できない感じなどがある場合は、その内容を医師へ伝えてください。診察から必要な検査を検討します。[1][5]
簡易検査が正常でも、詳しい検査が必要になることはありますか?
あります。症状が続く場合や、検査記録の質が十分でない場合は、簡易検査だけで病気を否定できません。PSGなどによる確認が必要かを医師が判断します。[2][3]

まとめ|検査方法と結果説明までの予定を確認しましょう

睡眠時無呼吸の検査は、自宅で実施できる場合があります。簡易検査とPSGではわかることが異なるため、費用や手軽さだけで選ばず、症状に合った方法を相談することが大切です。[2][3]

覚えておきたいポイント
機器の装着・返却方法は、使用する検査の案内に従いましょう。
「一晩の記録」と「結果を聞くまでの期間」を分けて予定を確認しましょう。
費用は検査ごとの目安だけでなく、診察料や追加検査の可能性も確認しましょう。

久が原ファミリークリニックでは、睡眠中の呼吸についてのご相談から、自宅での検査、結果を踏まえた治療へとつなげています。「病院に泊まれないから」と後回しにせず、いびきや眠気が気になる方はご相談ください。

参考・関連情報

[1]日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群」

症状、検査の位置づけ、成人の重症度分類。

[2]日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」

CQ1・CQ12〜15:AHIとREI、PSGと簡易検査の役割・限界。保険の数値条件の出典には使用していません。

[3]米国睡眠医学会(AASM)成人の閉塞性睡眠時無呼吸の診断ガイドライン(2017年)

簡易検査が陰性・判定困難な場合や、併存疾患がある場合の追加評価。

[4]フクダ電子「検査のご紹介」

睡眠時無呼吸の検査で測定する項目。掲載されている機器を当院の採用機種とするものではありません。

[5]米国国立心肺血液研究所(NHLBI)「Sleep Apnea — Diagnosis」

問診、服薬の確認、睡眠日誌と診断。

[6]米国国立医学図書館 MedlinePlus「Sleep Study」

一般的な自宅検査の流れと、飲酒・カフェイン・服薬・センサー装着前の注意点。

[7]米国国立心肺血液研究所(NHLBI)「Sleep Studies」

睡眠中の測定、検査場所の選択、センサーによる皮膚への刺激と結果の評価。
情報確認日:2026年10月8日。一般的な検査方法は学会・公的機関等の資料を参照し、当院の実施内容・費用は公式診療案内に基づいて記載しています。検査日程や結果説明日は受診時にご確認ください。

久が原ファミリークリニック院長・森川日出男医師の写真と、総合内科専門医・指導医、家庭医療専門医・指導医の資格を掲載した紹介画像
この記事の執筆・監修者
森川 日出男
久が原ファミリークリニック 院長
経歴
日本医科大学卒業。国立病院機構 東京医療センターにて初期研修、総合内科後期研修、小児科後期研修を修了し、同センター総合内科医員を務める。その後、内科・小児科・訪問診療などの診療経験を経て、久が原ファミリークリニックを開院。
資格・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
臨床研修指導医(厚生労働省)
日本小児科学会
日本内科学会
日本プライマリ・ケア連合学会
日本感染症学会