アデノウイルス咽頭炎・咽頭結膜熱・流行性角結膜炎|大田区久が原の内科・小児科|久が原ファミリークリニック|池上駅徒歩12分・土曜日も診察対応
アデノウイルス咽頭炎・咽頭結膜熱・流行性角結膜炎
Adenovirus Pharyngitis / Pharyngoconjunctival Fever / Epidemic Keratoconjunctivitis
Adenovirus Pharyngitis / Pharyngoconjunctival Fever / Epidemic Keratoconjunctivitis
アデノウイルスは、お子さんがかかりやすいウイルスの一種です。ひとことに「アデノウイルス」といっても、実はたくさんの種類があり、どの種類に感染したかによって症状の出方が異なります。大きく分けると、以下の3つの病型があります。
アデノウイルスは1年を通じてみられますが、咽頭結膜熱・流行性角結膜炎はいずれも特に夏(6〜8月)に流行する傾向があります。5歳以下の小さなお子さんに多くみられますが、それ以上の年齢のお子さんや大人もかかることがあります。
① アデノウイルス咽頭炎の主な症状
② 咽頭結膜熱(プール熱)に特有の症状
アデノウイルス咽頭炎の症状に加えて、
③ 流行性角結膜炎(はやり目)の主な症状
咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染する飛沫感染、飛沫が付着した物に手が接触し、その手を介してウイルスを口、目、鼻などの粘膜から取り込むことで感染する接触感染が主な感染経路です。
特に流行性角結膜炎(はやり目)は、目やにや涙に触れた手指・タオル・点眼薬のボトルの先端などを介した接触感染が多く、感染力が非常に強いのが特徴です。
アデノウイルスはアルコール消毒が効きにくいという特徴があります。流行時にはタオルや物の共有を避け、石けんを使った丁寧な手洗いが最も有効な予防策です。
潜伏期間は、咽頭結膜熱では5〜7日程度、流行性角結膜炎では8〜14日程度とされています。
受診時に症状や経過を確認し、アデノウイルスの迅速検査(咽頭ぬぐい液または結膜ぬぐい液)を行うことができます。この検査は診察当日に結果がわかりますが、発症早期には陽性にならないことがあるため、症状や周囲の流行状況などを合わせて総合的に判断します。
目の症状が強い場合は、眼科での診察・治療が必要になることがあります。
アデノウイルス感染症には特効薬はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。ほとんどの場合は自然に回復しますが、高熱が続く場合には水分補給と安静を十分に心がけることが大切です。
のどの痛みが強くて食事がとりにくい場合は、柔らかく飲み込みやすいものを中心に、水分をこまめに補給してください。
目の症状については、症状を和らげるための点眼薬(抗菌薬の目薬など)が処方されることがあります。流行性角結膜炎では角膜炎を合併することがあるため、眼科で経過を診てもらうことをお勧めします。
吐き気や頭痛が強い・せきが激しい・水分がまったく取れないなどの場合は、早めに医療機関を受診するようにしてください。
咽頭結膜熱は学校保健安全法で「第二種感染症」に指定されており、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」は出席停止となります。
流行性角結膜炎(はやり目)は学校保健安全法で「第三種感染症」に指定されており、「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」は出席停止となります。目安としては発症から1〜2週間程度休むことが多く、症状がなくなっても医師が登園・登校可能と判断するまではお休みが必要です。
アデノウイルスに有効なワクチンはありません。感染予防のためには以下の点に気をつけましょう。