都内で麻疹(はしか)が流行中です|久が原ファミリークリニック|小児科・内科 |大田区久が原・池上
都内で麻疹(はしか)が流行中です
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東京都で麻しん(はしか)の患者報告数が増えています。2026年は第10週(3月2-8日)までに19例報告されています。ご自身の罹患歴やワクチン接種歴を確認して、感染予防策をとりましょう。
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。一度感染すると免疫が一生持続するとされています。
感染すると約10日間の潜伏期間をおいて、発熱(38~39℃程度)と乾いた咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が表れます。2~3日でいったん解熱し、その後39℃を超える高熱と同時に顔や首から発疹が出始め、2~3日で体幹や手足にも発疹が広がります。肺炎や中耳炎を合併しやすく、ときに重症化します。また1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症することがある非常に怖い病気です。感染後7~10年後に知能障害やけいれん、運動障害などを発症する亜急性硬化性全脳炎という合併症が起こることもあります。
周囲へ感染させる可能性がある期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間です。
過去にかかったことがなく、ワクチンの接種歴が1回以下、接種歴が不明な場合はワクチンを接種しましょう。2回のワクチン接種が免疫獲得には必要とされています。
麻疹ワクチンの接種回数は各年代によって異なります。
ワクチンを2回接種されていない方は、ぜひ接種をご検討下さい。また、現在は麻疹の単独ワクチンは存在せず、麻疹・風疹の混合ワクチンとなります。風疹の抗体も獲得できますので、これを機会に、「妊娠可能年齢の女性、とそのパートナーの方」も接種をお勧めします。