2020年10月1日〜ロタウイルスワクチン定期接種化|久が原ファミリークリニック|小児科・内科 |大田区久が原・池上
2020年10月1日〜ロタウイルスワクチン定期接種化
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2020年10月からロタウイルスワクチンが定期接種になります。
<定期接種の対象>
「2020年8月以降に生まれたお子さま」が対象です。
対象のお子さまでも「2020年9月30日以前」に接種した場合は助成が受けられないのでご注意下さい。
(7月までに生まれたお子さんは、生後2か月になったら任意接種でロタウイルスワクチンを受けましょう)
以下、ロタウイルスワクチンについて説明します。
<予防することができる病気>
ロタウイルス感染症
ロタウイルス感染症は子どものウイルス性胃腸炎のなかでも、とりわけ重症になりやすく脳症の発生も多い病気です。
このワクチンは、ロタウイルスによる胃腸炎を約70%減らし、点滴や入院が必要になるほどの重症例を約90%減らします。結果として、脳炎などの重い合併症も防ぎます。
ロタウイルスには5歳頃までに少なくとも1回はかかります。多くの種類(型)があるため、何回かかかることがあります。
<ワクチンの種類>
●『ロタリックス』[1価・2回接種]
●『ロタテック』[5価・3回接種]
の2種類がありますが、効果にはほとんど差がありません。そのため、当院では接種回数の少ないロタリックスを使用しています。
<おすすめの接種時期>
初回接種は生後2か月にヒブ・肺炎球菌・B型肝炎ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。4週間隔で2回接種します。
遅くとも生後14週6日(生後3か月半過ぎ)までに1回目を受け、生後24週(168日)までに接種を完了します。生後24週以降は接種することができません。腸重積症が起こりにくい低い年齢で接種する必要があるためです。
ワクチンで予防できる病気は、しっかりと予防しましょう!