2021年 花粉症シーズン到来!|久が原ファミリークリニック|小児科・内科 |大田区久が原・池上
2021年 花粉症シーズン到来!
blog
blog
今年も嫌な季節がやってきました。私も花粉症なのでこの時期は気が重いです。
いまや日本国民の約2人に1人が花粉症と言われています。
花粉症を引き起こす花粉は、日本では約60種類もあると言われていますが、最も有名な花粉はなんと言ってもスギです。
東北から九州まで広い範囲に存在し、ピークは2月中旬から4月下旬の約2か月間です。
スギ花粉が収まるころに出てくるのがヒノキです。3月末から5月初旬に飛散のピークを迎えます。
飛散量はかなり多く、スギ花粉と併発させている人も多い花粉です。
今年のスギ花粉は、「例年の70%程度ですが、去年の約2倍」と予想されています。
ですので、去年は症状が軽かった方や無症状だった方でも今年は辛くなるかもしれません。
https://tenki.jp/forecaster/k_shiraishi/2021/02/19/11544.html
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻の症状と、目のかゆみ、涙、充血といった目の症状を引き起こします。
また、人によってはのどや皮膚の痒みやじん麻疹、咳や痰、鼻づまりに伴う嗅覚異常や頭痛、などの症状を引き起こすこともあります。
嗅覚異常や頭痛などが出てしまった場合、新型コロナウイルス感染症の症状と見分けがつきづらくなってしまいます。
ですので「早めに」そして「しっかりと」症状を抑えたいですね。
症状を軽減させる「対症療法」と、「根本的治療」とがあります。
<対症療法>
①内服薬:
・抗ヒスタミン薬(アレグラ、アレジオン、クラリチン、ザイザル、ビラノア、デザレックスなど)
・ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン、シングレア、キプレスなど)
・漢方薬
②点眼薬:抗ヒスタミン点眼薬(パタノール点眼、アレジオン点眼など)、ステロイド点眼薬
③点鼻薬:ステロイド点鼻薬(フルナーゼ、ナゾネックス、アラミストなど)、血管収縮薬(プリビナ、コールタイジンなど)
<根本的治療>
スギ花粉症、ハウスダストアレルギーに対する治療で、免疫舌下療法といわれるものです。
当院でも実施しておりますので、ご興味がある方はご相談下さい。
(ただし、スギ花粉症に対しては、スギ花粉の飛散が終わったGW明けからしか実施できません。)
ご自身でも出来ることをご紹介します。出来る範囲でやってみて下さい。
・マスクやメガネ コロナ禍ですでに皆さんされているでしょうが、7-8割花粉の侵入を防げると言われています
・花粉の多い日の外出を避ける 晴れ、気温が高い、風が強い、雨の翌日など
・鼻うがいや洗眼
・帰宅時には、衣服や髪をよく払ってから入室し、洗顔・うがい・鼻をかむ
色々な方法を組み合わせて、何とかつらい時期を乗り切りましょう!
治療ご希望の方は是非ご来院下さい。