◆ Q&A
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抗菌薬はいつ使うのですか?
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風邪症状が長引く、または悪化する場合などは、細菌感染が併発した可能性があります。2回目以降の診察では、状況に応じて抗菌薬が処方される場合があります。
また初回の診察でも、細菌感染(中耳炎や肺炎、尿路感染症など)が疑われる場合には処方します。基礎疾患(心臓や肺の病気、免疫が低くなる病気など)がある場合にも初回から処方されることがあります。
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細菌感染の予防効果はありますか?
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ありません。風邪から中耳炎や肺炎の併発を予防する効果は証明されていません。そのため、風邪症状に対しては基本的に抗菌薬を処方することはありません。
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良くなったら途中でやめてよいですか?
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決められた量、決められた期間しっかり内服しましょう。中途半端にやめてしまうと治療も中途半端になり症状がぶり返したり、細菌がちゃんと死滅せず耐性菌を生み出す原因にもなり得ます。