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今シーズン、インフルエンザは流行るのか?

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昨シーズンは新型コロナとインフルエンザが同時に流行るのではないかと不安視されていましたが、結果としてインフルエンザは全く流行りませんでした。

今シーズン、インフルエンザは流行するのでしょうか?

 

 

例年、日本国内では1月〜2月にインフルエンザの報告数はピークを迎えます。しかし、2020年1月に日本国内で最初の新型コロナウイルス感染症の患者が報告されて以降、インフルエンザの報告数が減少しました。2020年のピークは例年と同様1月〜2月でしたが、報告数は例年よりも大幅に少ない年となりました。

 

2020〜2021年シーズンに至っては、インフルエンザの発生はほぼ報告されませんでした。

 

この傾向は世界中で共通しており、新型コロナウイルス感染症の流行以降、インフルエンザは世界中で激減しています。

 

「なぜインフルエンザは世界中でここまで激減したのでしょうか??」

 

特定の一つの要因というよりは複数の要因に起因しているのではないかと考えられています。

・マスク着用

・手洗いや消毒

・ソーシャル・ディスタンス

・国境を越えた移動が激減して日本に持ち込まれるインフルエンザウイルスが少なかった

ことなどが要因として挙げられます。

 

では、今シーズンはインフルエンザが流行するのでしょうか?

 

厚生労働省は例年、秋から春にかけて全国約5000の医療機関から報告のあった患者数を取りまとめています。今年は9月6日から調査を始め、10月3日までの患者数は計9人と、流行の兆しは全く見られていません。

 

日本でのインフルエンザ流行を予測する上で参考になるのは、半年前に冬を迎えている南半球です。

南半球の国々では例年5月〜10月にかけてインフルエンザが流行しますが、2020年と同様に、2021年もインフルエンザ報告数は極めて低い水準が続いています。

これまでは、南半球の国々でのインフルエンザの流行が、半年後の日本でのインフルエンザの流行のパターン(主流となるウイルスの種類など)と類似していたことから、日本でも2021-2022シーズンもまたインフルエンザが流行しないという予測はできるのかもしれません。

 

一方、世界保健機関(WHO)によると、バングラデシュやインドなどで今夏に流行が確認されたようです。海外では今後の流行を警戒する動きが出ており、英国政府は「今年は例年の1.5倍の流行になる可能性がある」として注意を呼び掛けています。

 

「今年もきっとインフルエンザは流行らないからワクチン接種しなくて大丈夫でしょ」と判断するのは危険です。

 

 

 

別の話として、日本では2019-2020、2020-2021という2つのシーズンでインフルエンザの大きな流行がみられませんでした。つまり、2年間に渡りインフルエンザに対する免疫を持たない人が増え続けていることになります。

次にインフルエンザが流行する際は、これまでのシーズンを大きく上回る大流行になる可能性があります。

新型コロナウイルスの感染が落ち着き、「国境を越えた移動が再開されれば、世界中へウイルスが拡散される」可能性が十分に考えられます。

 

結論:インフルエンザの流行に備えて今シーズンもインフルエンザワクチン接種を推奨します。